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『少年H』のあらすじ(ネタバレ) [日曜洋画劇場]

2013年8月10日に公開された『少年H』が、

いよいよ年8月17日に日曜洋画劇場で放映されますね。

原作は1997年に刊行された妹尾 河童(せのお かっぱ)の自伝的小説。


昭和初期の神戸で戦争に巻き込まれながらも、

たくましく生き抜いた名もなき家族の物語です。

映画では、主人公の父親役が水谷豊、母親は伊藤蘭。

本物の夫婦が演じています。

キャストは、小栗旬、早乙女太一、原田泰造、佐々木蔵之介、國村準、岸部一徳等々。


【予告動画】




◆あらすじ◆

少年H.jpg

洋服屋を営む父と熱心なクリスチャンの母親と妹の4人家族の物語。

主人公・肇は、母親に編んでもらった「H」というイニシャルの入ったセーターを着ていたので、

「H」というあだ名がついた。

戦争の足音が近づいてきていて、

少年Hの周りではいろんな事件が起こり始める。

教会の先生がアメリカに帰国。

オペラ音楽のレコードを聴かせてくれたうどん屋の兄ちゃんが政治犯として逮捕。

元女形の旅芸人で映画技師のオトコ姉ちゃんに召集令状が届くが、
逃亡の末、首つり自殺をする。

そして、少年Hの父親がスパイ容疑で警察に連行される。・・・・・・


少年Hは中学校に入学するが、軍事教練を受ける日々が続く。

父は消防士になることを決意し、母は地区の消防訓練を指揮。


戦況は悪化し、空爆も激しさを増し、神戸も大空襲に襲われ、街は焼け野原に。


やがて、終戦の時を迎えるが、

一家は避難所生活を余儀なくされる。

そんな中、H家出をし、自殺を図るが死にきれず家に帰る。


父親と和解した少年Hは家を出て画家を目指すと父に告げる。



◆批判◆

児童文学作家の山中恒氏がかなり厳しく作品を批判しています。

自著『間違いだらけの少年H』の中で、

戦後的な価値観や思想に基づいて初めから結論ありきで描かれた作品である、年表と新聞の縮刷版をふくらませて作り上げたような作品、
と酷評しています。

これに対して、妹尾氏は反論していませんが、

指摘された誤り等については、文庫化する際に変更、削除を行っています。

映画化の際にも、隆旗監督は直したそうです。


批判もありますが、

概ね評判は良いようです。


ひとつの作品として、個々が感じる部分は違うと思いますが、

楽しめればよいのではないでしょうか。


あなたは、どう感じるでしょうか?

8月17日の日曜洋画劇場で、確かめてみて下さい。









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